2026.05.26
熱中症
人間と同じように、犬や猫も熱中症にかかることがあります。悪化すると死亡や後遺症につながることもある非常に危険な病気です。
症状
- 呼吸が荒く、心拍数も普段より多い
- 舌や口の中の色が赤い
- 落ち着きのない様子をみせる
- よだれが多い
- 自分で水を飲みに行かない、食べない
- ボーッとしている、フラフラしている
- 横になって起き上がろうとしない
- ぐったりしていて、元気がない
さらに重篤化した場合、次のような症状がみられることがあります。
- 嘔吐や下痢
- 吐いたものや排泄物に血が混じる(吐血/血尿/血便)
- 筋肉の痙攣や震え(発作や脱水など)
- 歯茎が白くなる/舌や粘膜が青紫になる(チアノーゼ)
- 意識がなくなる、呼びかけても反応しない(失神/昏睡)
熱中症は時間が経つほど悪化していき、最悪の場合は命を落とす危険があります。さらに、対処が遅れると内臓や脳の機能障害などの後遺症につながります。
もしすぐに回復したとしても、体に受けたダメージによって、数日後に体の機能障害が出ることがあります。診察を受けさせずに適切な処置や治療が行われないと大変危険なため、熱中症の症状がみられたら、動物病院を受診することをおすすめします。
応急処置
- 動物を日陰で涼しく、換気のよい場所に移動させる
- 水を飲ませる(飲まない場合は、無理に飲ませない)
- 動物の体に水をかけて、風をあてる
- 氷のうや保冷剤を頭と首筋、のど、脇の下、お腹、内ももにあてる(冷やす場所は太い血管がある場所)
これらの処置を行う際は、冷やしすぎには注意してください。
熱中症になりやすい犬種・猫種
- 短頭種(パグ、フレンチブルドック、ペルシャ、エキゾチックショートヘアなど)
- 毛が長く、厚い
- 毛色が黒い
- 気道狭窄と肥満
- 体力のない動物(幼齢・老齢、持病があるなど)
熱中症を防ぐには
犬猫に適した環境は、室内の温度は20〜28℃(犬は低め、猫は高め)、湿度は45〜65%だといわれています。必要に応じてエアコンや扇風機を使用し、室内の換気を行うなど、室温と湿度の調整を心がけてください。
- お散歩や外出は涼しい時間帯を選ぶ
- 動物の飲み物を持ち歩いて水分補給を行う
- 動物を車内に置いていかない
- 外飼いの場合は日陰や換気を意識する
熱中症は、重症化すると命を落とす可能性もあります。もし、愛犬・愛猫が熱中症になったら、まずは慌てずに体を冷やす応急処置をし、至急動物病院を受診してください。熱中症は、飼い主さんが動物の異変に早く気が付くこと、そして早く対処を行うことが大切です。













