2026.01.26
猫の尿道閉塞について
尿道閉塞とは、膀胱から続く管で体外に尿を排泄する通り道である尿道が何らかの原因で詰まり、排尿できなくなった状態です。
尿道が閉塞されると短時間で急性腎不全や尿毒症を引き起こします。早急に閉塞を解除しないと重度の高カリウム血症、ショックなどを引き起こし、死亡することも少なくありません。また、治療が遅れると慢性腎不全が残ってしまうこともあります。
猫の尿道閉塞の症状
尿道閉塞は、尿道が塞がれることによって尿が出なくなるので、猫は排尿姿勢を何回も取り、尿がぽたぽた垂れる、あるいは全く出ない状態になります。
それにより、食欲不振、元気消失、嘔吐、排尿できず膀胱が最大限に張った状態になるので、強い痛みを伴い、体を触ると嫌がったり怒ったりすることもあります。
猫の尿道閉塞の原因
猫の尿道閉塞の最も多い原因は、膀胱や尿道の炎症により出てきた膿や粘液、結晶尿からの結晶などが固まって栓となり尿道を塞ぐことです。
他には結石、腫瘍、尿道炎により尿道の途中で組織が盛り上がり尿道が狭くなることなどが原因として挙げられます。
特に尿道が細くて長いオス猫に多く、なかでも早くに去勢手術を行い陰茎の発達が不十分なオス猫や肥満のオス猫はなりやすい傾向にあります。
猫の尿道閉塞の予防方法
尿道閉塞の予防方法としては、下のようなものが挙げられます。
| ① 水をよく飲むように工夫する |
| (設置場所を増やす、水をこまめに変える、流水タイプの飲水器を使う、ウェットタイプのご飯を混ぜるなど) |
| ②トイレをこまめにきれいにし、十分な数(頭数+1)を用意する |
| ③尿の回数や色を確認する |
尿道閉塞は、気温が下がり猫の飲水量が少なくなる冬に増えてきます。そして尿道閉塞になってしまった場合、最も大切なのは早期発見し、なるべく早く閉塞を解除し結晶尿や膀胱結石、腎不全などがあればその治療を行うことです。そのためには日頃から排泄状況を把握することや、異常があればすぐに受診することなどが非常に重要になります。













