2025.12.15
犬の去勢手術について
1. 犬の去勢手術とは
全身麻酔下で精巣(睾丸)の摘出を行う手術です。去勢手術は、性ホルモンが関連するマーキング行動を抑制するほかに、性ホルモンに関連した疾患の発症リスクを下げることができます。
2. 性ホルモンに関連する行動や疾患とは
犬の男の子は、6~8ヶ月頃から性成熟によるマーキング行動やマウンティング行動をしはじめます。
さらに、散歩中やドックランで発情期の女の子に対してマウンティングをしてしまい、そのような行動を飼い主が制止することで、犬はストレスを感じて攻撃的になりトラブルに繋がることがあります。
個体差があるため一概には言えませんが、去勢手術をすることで上記の行動が予防できる可能性があり、愛犬のストレス軽減にも繋がります。
関連する疾患には、次のようなものがあります。
- 精巣腫瘍
- 前立腺疾患
- 会陰ヘルニア
- 肛門周囲腺腫
これらは、シニア期(7歳ごろ)から発症率が高くなり、悪化すると命に関わる疾患でもあります。
去勢手術のメリット・デメリット
<メリット>
- 命に関わる疾患(精巣腫瘍、前立腺疾患)、性ホルモン関連疾患の予防につながる
- 望まない妊娠を防ぐ
- 性ホルモン関連性の行動による負担、ストレスが軽減される
<デメリット>
- 麻酔下の手術のため、全身麻酔のリスクがある
- ホルモンバランスや代謝の影響で太りやすくなる
- 一度行うと、将来的に繁殖ができなくなる
去勢手術には大きなメリットがありますが、デメリットもゼロではありません。メリット・デメリットを正しく把握し、予防医療としての去勢手術をご検討ください。
4. 当院での手術の流れ
| ①診察 |
| 健康状態等の把握のため、一度診察にご来院ください。 |
| ②手術日の予約・注意事項等のご案内 |
| 手術日を決定し、前日の絶食・当日の絶食絶水などについてご説明します。 |
| ③術前の検査・手術 |
| 手術当日は午前9~10時の間にご来院ください。獣医師によりお預かりの後、麻酔前の血液検査を行います。検査結果に問題が無ければお昼に手術を行います。 |
| ④翌日の退院 |
| 安全に配慮し1泊入院での退院です。抜糸は2週間後に行います。 |
来院いただいてのご相談はもちろん、お電話でのご相談も承っていますので、ご不明な点などございましたらお気軽にご相談ください。













